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原見 太幹
JAERI-M 89-079, 35 Pages, 1989/06
高輝度放射光施設における偏向電磁石や挿入装置からの放射光は、光ビームラインの光学機器に熱を発生させることから、そのフラックスと出力を評価しておくことは重要である。この報告は、8GeV蓄積リングの偏向電磁石と挿入装置からの放射光のフラックスと出力スペクトルを記述する。解析から次の結果を得た。(1)偏向電磁石の出力密度は水平面内で最大1.33kW/m radで、蓄積リング全体(96個分)で835kWの出力となる。(2)エネルギーシフタは、3テスラの磁場で臨界エネルギーは127.7keVである。(3)多極フィグラー(周期数40)からの光フラックス最大は1.510光子数/秒・0.1%バンド巾(100mA電流)である。(4)アンジュレータ出力密度は、前方方向で100~200kW/m rad程度となり、磁石周期数とギャップに依存する。